ホロライブのタレントたちを高校生として描く無料ミステリーアドベンチャー『HoloTrials: Case Covered』が、2026年9月10日にSteamで配信を開始した。開発はVTAC Games、展開はCCMCの二次創作ゲームブランド「holo Indie」。プレイヤーは学生探偵のワトソン・アメリアとなり、学園の事件を捜査する。
価格は無料で、プレイ人数は1人。対応言語は英語とスペイン語のスペイン・ラテンアメリカ向けで、日本語は含まれていない。文章や証言を読み解くゲームだけに、導入前に押さえておきたい点だ。
holoMythとholoCouncilが対立する学園
舞台は、ホロライブプロダクションのタレントたちが生徒として暮らすパラレルワールド「holoHigh」。普段の活動をそのまま再現するのではなく、人物の性格や関係を学園の中で組み直した物語となっている。
校内では2つの派閥が対立する。反抗的な2年生の集団が「holoMyth」、学校から任命されて規律を守る1年生の集団が「holoCouncil」だ。学年と立場が単純に一致しない構図の中で、両者の緊張が高まっていく。
そこへ謎の事件が発生し、がうる・ぐらが第一容疑者となる。アメリアは親友を停学処分から救うため、関係者を調べて出来事の時系列を組み立てる。捜査の目的が友人の処分を防ぐことに置かれており、学園での人間関係が事件を追う動機へつながっている。
横スクロール探索で集めた証拠を法廷へ持ち込む
ゲームはビジュアルノベルを基礎に、横スクロールでの探索とポイント&クリックの調査を組み合わせる。文章を読み進める場面と、自分でキャンパスを歩き回って手掛かりを探す場面を行き来する仕組みだ。
現場で証拠を集め、容疑者や証人から話を聞いたら、法廷で証言の矛盾を突く。集めた証拠を正しい場面で示すことで、事件の真相へ迫る。調査で得た物と人物の発言を対応させることが、推理の中心になる。
人物ごとの立場を整理しつつ、誰が、いつ、どこで何を見たのかを追うと、読み返すべき情報を絞りやすい。タレントを知っている人も、作中では学園独自の役割を持つため、まずはこの世界での発言や行動を手掛かりに考えたい。
フルアニメーションで表情が動く2Dスプライト
ビジュアルノベルパートのスプライトはフルアニメーション。輪郭線を抑えた2Dアートを採用し、表情や動きでキャラクターの個性を表現する。会話のテキストに加え、画面上の反応を眺める楽しみもある。
紹介映像では、登場人物が画面の中で動く様子と会話の画面を確認できる。捜査で話を聞く相手が多い作品なので、表情やしぐさの違いを見比べながら、それぞれの人物像をつかみたい。
ホロライブの人物を学園ものとして楽しみたい人と、証言から矛盾を探す推理ゲームが好きな人の両方に接点がある作品だ。一方、推理の手掛かりも対応言語で読むことになるため、無料という条件とあわせ、英語またはスペイン語で物語を追えるかを判断材料にしたい。
Steamストアでは紹介映像とゲーム概要を確認できる。まず学園の雰囲気と会話画面を見て、アメリアの捜査へ入る準備を整えよう。
