『しばけんのスイーツ屋』Steamで発売、柴犬シェフが仕込みから箱詰めまで営む小さなお店

『しばけんのスイーツ屋』Steamで発売、柴犬シェフが仕込みから箱詰めまで営む小さなお店

Maowooの店舗経営ゲーム『しばけんのスイーツ屋(Shiba Sweet)』がSteamで発売された。アジア向けの発売日は2026年9月18日。日本語のインターフェイスと字幕に対応し、日本向けストアの通常価格は2,250円、2026年9月19日の確認時点では発売記念の15%引きで1,912円となっている。

主人公は、引退したおばあちゃんからスイーツショップを受け継ぐ初心者の柴犬シェフだ。材料を仕入れ、お菓子を作り、注文どおりに箱へ詰めて売る。売上で道具と店を整えながら、一人前のシェフへ育っていく。

柴犬の手でこねて作り、注文に合わせて箱へ詰める

本作が扱うのは、完成品を仕入れて棚へ置くだけの商売ではない。材料の準備から調理の過程までを遊びにしている。公式ストアでは、生地をこね、ゆで、冷まし、たれをかける手順も紹介されている。

シェフのスキルが上がると新しいレシピが解放され、作れるデザートが増える。柴犬をかたどったお菓子も並び、主人公だけでなく、売る商品にも犬のかわいらしさが詰まっている。

開店後は、客の注文に応じたデザートボックスを用意する。限られた時間の中で正しい品を詰める必要があり、仕込みとは違う忙しさが生まれる。穏やかな見た目の作品だが、営業中には注文をさばく手際も問われる。

次にどの商品を作り、どの道具へお金を回すか。調理と販売を一通り担当するからこそ、厨房での作業と店の経営をつなげて考えられるのが面白い。

売上を使って厨房もエプロンも自分好みに

稼いだお金は、食材や調理器具の購入、店内の装飾などに使う。柴犬用のエプロンも選べるため、作業のための投資と、店主や店を飾る楽しみが同居する。

旅好きのおばあちゃんからは、旅先のポストカードが届く。受け継いだ店を育てながら、離れた場所にいる家族の便りを集める要素だ。売上や設備だけで成長を示すのではなく、小さな店の日々に物語を添えている。

開発者はYa Mao氏。Maowooの公式サイトでは、一人で制作する3Dゲームとして紹介されている。発売告知でも、自分の作りたかったゲームを完成まで進めた個人開発者としての思いがつづられている。

製品版は四季を通して、5つ星のシェフを目指す

発売前の開発元告知によると、体験版にあった「ゲーム内の1季節」または「1つ星シェフ」までという進行制限は、製品版ではなくなった。四季を経験し、新たなレシピ、食材、調理器具、装飾を解放しながら、5つ星のシェフを目指せる。

収支のバランスも調整され、祝日イベントやテーマ別の日が加わった。最新のレシピばかりを作るのではなく、さまざまな菓子を用意するきっかけになる。厨房の明るさや、営業中の客の表示も改善したという。

日々の作業を助ける機能として、レシピ本のしおり、上位ランクで購入できるミキサー用の材料パック、飲むと移動速度を高めるコーヒーも追加。ポーズメニューには、必要な道具の購入先などを案内するヒントページもある。

体験版から始めた人は、セーブの扱いを確認

体験版のセーブデータは、製品版へ自動では引き継がれないと開発元が案内している。体験版で店作りを進めていた人は、この点を把握してから製品版を始めたい。

発売後にはバージョン1.0.1も公開され、床に置くアイテムのカテゴリ選択に関する不具合を修正。調理器具の配置時には、向きを変えられる機能も案内された。店舗を飾る前に更新を適用しておくとよい。

お菓子を作る手順を楽しみたい人にも、小さな店を少しずつ充実させたい人にも向く題材である。仕込み、接客、買い物、模様替え。その一日を、柴犬シェフの姿で積み重ねていく作品だ。

関連リンク