TGS2026東京ゲームショウ特集:新発表・試遊・会場ガイドへ
龍が如くスタジオの新作『STRANGER THAN HEAVEN』で、街を歩くことと、興行師として舞台を作ることのつながりが見えてきた。セガは2026年9月17日、前夜のTGS2026特別番組で公開した新情報を発表。ゲーム冒頭の映像に加え、福岡・小倉、広島・呉、大阪・ミナミの3都市と、主要コンテンツ「ショービジネス」を紹介した。
発売予定日は2027年1月15日。主人公・大東真の人生を描くアクションアドベンチャーで、今回の発表では戦闘だけでなく、食事や遊び、街の人々との生活が成長につながる仕組みに焦点が当たった。
小倉、呉、ミナミ。時代とともに街の遊びも変わる
最初に紹介されたのは1915年の福岡・小倉だ。瓦屋根の建物に製鉄所の煙突、機関車や路面電車が交じる街で、腕相撲、メンコ、ベーゴマなどの遊びに触れられる。民家を探索し、川で釣りをし、路面電車で移動するなど、路上の風景にも行動の選択肢が用意されている。
1929年の広島・呉は、坂道と水路が入り組む軍港都市。洋装の人々が増え、街並みからも海外文化の広がりが伝わる。小倉で登場した遊びの多くを引き継ぎながら、銭湯や手本引きなどが加わる。都市が変わるたびに遊びをすべて入れ替えるのではなく、知っている遊びと新しい体験が重なる構成だ。
1943年の大阪・ミナミでは、劇場や近代建築の華やかさと、物資不足や統制による閉塞感が共存する。表通りのにぎわいと裏路地の生活を描き分け、芸能文化の根付いた街で大東が興行師として存在感を増していく。各時代には異なる季節も設定される。
街歩き、食事、遊びといった日常の行動は、大東の能力成長やスキル解放に影響する。目的地へ急ぐだけでなく、その時代をどう過ごすかが育成にも関わるという設計である。
歌手と曲を集め、照明まで操るショービジネス
「ショービジネス」では、大東が歌手や演奏者をそろえ、公演をプロデュースする。広報で集客し、楽曲と舞台演出を決め、目標売上の達成を目指す。小倉から新宿までの全時代で遊べるコンテンツで、時代ごとの音楽やドラマも用意される。
歌手は10名以上。Adoが演じる白井恵子、トリー・ケリーが演じるスージーらを育て、舞台へ送り出す。音楽の才能を見いだされた大東自身も、演奏する側から才能を発掘する側へ歩みを進めていく。
曲作りの出発点は、街で集める「インスピレーション」だ。各時代の作曲家へ着想を伝えると、新曲やアレンジが生まれる。さらに編曲モードでは、楽器や音色を変え、曲の雰囲気を調整できる。街の探索が音楽制作の材料になる点は、本編とこの遊びを結ぶ重要な部分だ。
公演前には歌手、楽曲、演奏者、紙吹雪やスモークなどを選ぶ。開演後も照明の切り替えや演出のタイミングを指示して観客を盛り上げるため、準備だけで終わらない。成功すると報酬を得られ、歌手と大東の成長や新たな人間ドラマへつながっていく。
TGSデモ版は戦闘の操作と敵の動きを調整
公開番組では、若い大東がアメリカを離れて日本へ向かう冒頭シーンと、TGS出展デモのプレイも披露された。セガによると、これまでのイベントで寄せられた意見をもとに、コンバットアクションの操作性、ガードの操作、敵の思考や体力設定などを調整したという。
このデモ版は、2026年9月21日までセガ/アトラスブースで体験可能。街やショービジネスの全要素を試せるという案内ではないため、会場ではまず戦闘の入力と反応を確かめ、街の詳細は公開番組で見ると内容を追いやすい。
製品版にはイージー、ノーマル、ハードなどの難易度を用意するほか、大東を強化する「RGGスペシャルスーツ」の配布も予定している。対応はPS5、Xbox Series X|S、PCで、Xbox Game Passなどでの提供も案内されている。戦う、街で暮らす、音楽を作るという行動が一人の人生にどう重なるのか、今回の映像はその接点を示すものとなった。
