『In Falsus』Steamで発売、6キーとマウスで奏でる音楽ゲームにカード形成を融合

『In Falsus』Steamで発売、6キーとマウスで奏でる音楽ゲームにカード形成を融合

『Arcaea』を手掛けるlowiroは2026年9月9日、PC向けリズムアドベンチャー『In Falsus』をSteamで発売した。日本向けの通常価格は税込4,980円。音楽ゲーム、ビジュアルノベル、カードを作る仕組みを組み合わせ、5人の少女が生きる近未来の世界を描く。

6キーを叩きながら、マウスでフィールドを追う

本作の操作にはキーボードとマウスを使う。6キーの入力でノーツを拾いながら、マウスでは空中を動くフィールドを追う構成だ。曲の拍に合わせて押す動きと、画面の変化に合わせて動かす操作を同時に受け持つ。

楽曲の難易度は4段階。難しくなるにつれてノーツだけでなく、フィールド側の動きも密度を増す。始める際は、押すタイミングをつかめるかに加えて、マウスを動かすスペースも確保したい。指先の入力と腕の動きが組み合わさるため、机の上の配置も遊びやすさに関わる。

発売時の収録曲は70曲以上で、このうち40曲以上が本作のためのオリジナル曲だ。楽曲はストーリー内の出会いや試練とも結びつく。曲一覧から好きな曲を選ぶ楽しみに加え、登場人物の置かれた状況を知ったうえで演奏に向き合う構成となる。

素材の配置でカードの効果が変わる

カードは、集めた素材を設計図に組み込んで形成する。使う素材だけでなく、配置の違いもカードのステータス強化やボーナスに影響する。同じ設計図をどう埋めるかという、小さなパズルが楽曲の外側にも用意されている。

形成したカードは楽曲プレイ時に最大5枚まで装備でき、追加効果などによって曲への取り組み方を変えられる。演奏で試練を越え、素材を得てカードを作り、そのカードで次の試練へ向かう。操作の上達と装備の工夫を並行して進める流れだ。

うまく進めない場面では、難易度や譜面を見直すだけでなく、装備枠とカードの効果にも目を向けたい。何を変えて再挑戦するかを一つ決めておくと、演奏の慣れによる変化とカード構成による変化を区別しやすい。カードの絵には人物や物語の場面が使われており、収集はシナリオを振り返る楽しみにもつながる。

感情と偽りが見える世界を、5人の視点で読む

舞台では、人々が首輪を着けて暮らしている。その装置は感情や偽りを映し出す。自分の内面が周囲に知られる世界で、事情の異なる5人の女子高生が奇妙な組織への参加を迫られ、日常の裏側に向き合っていく。

主人公はニア・ケーナ、メイ・アルダー、高槻あやめ、アイリス・リール、ストーリー・エティエンヌ。個別ルートを選び、それぞれの視点を通して関係のつながりを追う。音楽ゲームを遊ぶ合間に読む物語にも、複数の人物から同じ世界を見直す仕掛けがある。

シナリオは日本語フルボイス。インターフェイスと字幕は日本語、英語、中国語の簡体字・繁体字に対応する。『Arcaea』の音楽に親しんできた人はもちろん、人物の物語を長く追うアドベンチャーが好きな人にも、作品を選ぶ判断材料となる組み合わせだ。

Windows向けの買い切り作品として配信

対応環境はWindowsのPCで、販売先はSteam。ストアではシングルプレイヤー作品として案内されている。スマートフォン向け『Arcaea』と同じ開発元でも、こちらはキーボードとマウスを使う別のゲームであり、遊ぶ環境から選ぶ必要がある。

公式サイトでは操作の紹介とローンチトレーラーを公開中。購入前には楽曲だけでなく、6キーとマウスが同時に動く画面も見ておきたい。音を聞く、手を動かす、カードを組む、物語を読むという四つの時間が、一本の中でどうつながるかが本作の特徴だ。

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