viviON Labは2026年9月11日、ホラーパズルゲーム『The Void Between』のアジア圏における共同パブリッシャーを務めると発表した。開発は英国のKey Compass Games。PC向けに日本語と英語に対応し、2026年内の発売を予定する。東京ゲームショウ2026には、改良を加えた体験版を出展する。
休暇で訪れたホテルが、逃げ道の見えない迷宮になる
物語の舞台はホテル「シックス・キーズ」。休暇を過ごそうとやってきた青年を迎えるのは、奇妙な仕掛けや不気味な痕跡、危険な試練だ。出口を示すという人物に導かれるうちに、何が現実で、何が幻なのかも揺らいでいく。
映像表現には、実写を用いるフルモーションビデオを採用する。映画のような画面をただ眺めるのではなく、ポイント&クリックで手掛かりを探し、ホテルに散りばめられたパズルを解いて進む。映像の中にどんな情報があるか、どこに違和感があるかを自分で読み取る作品だ。
実写で人や場所が映ると、目の前の風景を見慣れた現実として受け止めやすい。その画面が謎解きの対象になり、次第に信用できなくなっていく。素早い操作よりも、観察や判断を伴う恐怖を楽しみたい人が気になる組み合わせである。Steamでは、プレイヤーの選択が物語の結末に関わることも紹介している。
映画とゲームを愛する兄弟が、ゲームジャムから制作
開発を手掛けるのはクリス・フォックスとベン・フォックスの兄弟。映像制作、俳優業、音楽活動の経験をゲーム制作に持ち込み、映画とゲームの両方を組み合わせた。Steamの開発者紹介によると、作品はゲームジャムから生まれ、英国北部の実家で開発を続けている。
日本との接点となったのはBitSummitへの出展だ。兄弟はそこでviviON Labと出会い、日本での共同パブリッシャーを探す際のパートナーとして選んだという。今回の発表は、日本語対応を含むアジア圏への展開と、国内イベントで直接遊べる機会がそろったニュースとなる。
販売はKey Compass GamesとviviON Labが担当し、viviON Labの共同パブリッシャーとしての担当範囲はアジア圏。発売予定は2026年内、価格は未定と案内されている。日本語でホテルの手掛かりや物語を追えることは、言葉の読み取りが絡むパズル作品を選ぶうえでも大きな判断材料だ。
TGSではフィードバックを反映した体験版を出展
TGSで用意するのは、2026年5月のBitSummit PUNCHで展示した体験版を、来場者のフィードバックに基づいて磨き直したもの。以前の出展で触れた人にも、改良後の内容を確かめる機会となる。会場は幕張メッセのホール2、viviONブース「02-N08」だ。
TGSの一般公開日は2026年9月19日から2026年9月21日まで。2026年9月17日と2026年9月18日はビジネスデイとなる。同じviviON Labのコーナーでは『7 Days To Think About It』も試遊出展予定で、複数のインディー作品を見て回れる。
ブースでは公式XやSteamページのフォローに応じたステッカー配布、試遊タイトルのアンケート回答者へのアクリルスタンド配布も予定する。いずれも予定数量に達し次第終了だ。まず作品を知りたい人はSteamの映像と日本語説明を、実際に謎解きの手触りを確かめたい人はTGSの出展を入口にできる。
