Polyarcは2026年5月16日、ファンタジーアドベンチャー『Moss: The Forgotten Relic』を発表した。対応機種はPC(Steam)、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 1/2で、発売時期は2026年夏予定である。
本作は、若きネズミの少女クイルを中心に展開する『Moss』シリーズの新作だ。探索、環境パズル、戦闘、プレイヤーと主人公の絆を組み合わせた構成で、Steamではウィッシュリスト登録が始まっている。6月6日から8日に開催されるIGN Liveで追加情報が公開される予定だ。
“Reader”として世界に干渉する
『Moss』の面白さは、小さな主人公を操作するだけでなく、プレイヤー自身が物語を見守る存在として世界に関わる点にあった。今回の発表でも、クイルを導く操作と、Readerとして世界そのものに干渉する“Twofold”ゲームプレイが紹介されている。単なる三人称アクションではなく、絵本の外側から手を伸ばすような感覚がシリーズの核になる。
戦闘スキップが示す間口の広さ
主な特徴として、環境パズル、隠された秘密、Jason Gravesによるオーケストラサウンドトラックに加え、戦闘が苦手な人向けの“戦闘スキップ”アクセシビリティ機能も挙げられている。冒険の緊張感を残しつつ、物語と探索へ集中したい層にも開く設計だ。インディーアドベンチャーが幅広いプレイヤーへ届くうえで、この判断はかなり重要になる。
『Moss』シリーズは160以上のアワード・ノミネート歴を持つ。VRで知られたシリーズが、PCとコンソールでどう再構築されるのか。GAMEXのゲームニュースでも、IGN Liveでの続報を追いたい一本だ。
VRの文脈からコンソールへ広がる意味
『Moss』はVRゲームとして強い評価を受けてきたシリーズだが、『The Forgotten Relic』はPCとコンソール向けの新作として発表された。ここには、シリーズをより広いプレイヤーへ届ける狙いが見える。VRで培った「小さな世界をのぞき込む」感覚を、通常の画面でどこまで再現できるかが大きな見どころになる。
ジオラマのような環境パズル、プレイヤーとクイルの関係、絵本的な語り口は、操作デバイスが変わってもシリーズの核として残るはずだ。今夏発売予定ということで、発売日や価格、各機種での最適化情報も今後の焦点になる。
発表時点では細かな発売日や価格は未公開だが、Steamのウィッシュリスト開始は購入導線がすでに動き出したことを意味する。シリーズ経験者はもちろん、VR版に触れていなかったプレイヤーにとっても、今作は入口になり得る。幻想的なアドベンチャーを通常のコンソール環境でどう成立させるか。そこに本作の価値がある。
