ドリコムは2026年5月8日、ピクセルアートアドベンチャーゲーム『Tokyo Stories』について、ハピネットのゲームレーベル「Happinet Indie Collection」からパブリッシュされることが決定したと発表した。企画・開発はドリコム、開発協力はCharacterBank。
あわせて、2026年5月22日から京都市勧業館みやこめっせで開催される「BitSummit PUNCH」にて、開発中の最新版デモを試遊できることも明らかになった。ハピネットブースでは、作品を楽しめる企画も展開予定だ。
ピクセルアートと3Dで描く、誰もいない東京
『Tokyo Stories』は、ピクセルアートと3D表現を融合させたビジュアルが特徴の3Dアドベンチャーゲームだ。舞台は「誰もいなくなった東京」。主人公スズは、突然消えてしまった友人を連れ帰るため、この町へやってくる。
発表資料では、ユノ、青年といったキャラクターも紹介されている。ユノは目的を誰にも伝えずに町へ消えていった少女。青年は誰にも言えない秘密を隠しに町へやってきた人物だ。いくつもの物語の断片が集まり、都市の秘密へ近づいていく構成になる。
BitSummitで最新版デモを確認できる
対応機種はSteam、発売日と価格は未定。対応言語は日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、中国語繁体字、中国語簡体字などが予定されている。
インディーゲームの展示では、映像の雰囲気だけでなく、実際に歩いたときの速度、視点、手触りが重要になる。『Tokyo Stories』はビジュアルの印象が強いだけに、BitSummitで触れる最新版デモは大きな判断材料になりそうだ。GAMEXでもインディーゲームニュースとして、発売時期の続報を追う価値がある。
都市そのものを読むアドベンチャー
『Tokyo Stories』で気になるのは、誰もいない東京を単なる廃墟として描くのか、それとも都市の記憶を読み解く場所として使うのかだ。発表では、親友の失踪、目的を伏せて消えた少女、秘密を抱えた青年という断片が示されている。人物同士の関係だけでなく、町が何を隠しているのかを追う物語になりそうだ。
ピクセルアートと3Dの融合は、静止画では映えるが、実際の探索ではカメラや奥行きの見せ方が難しい。BitSummitの試遊で、歩く速度、調べられる場所の分かりやすさ、会話と探索の配分が見えれば、作品の輪郭はかなりはっきりする。
ハピネットがパブリッシャーに入ることで、展示や販売面での見え方も変わる。雰囲気重視のアドベンチャーは、良いスクリーンショットだけでは届きにくい。イベント出展、ストア展開、トレーラーの更新が揃うことで、作品の温度がプレイヤーに伝わりやすくなる。
