正式サービス開始から1周年を迎える『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』が、10月30日(木)に大型アップデートを実施した。今回のアップデートでは、カードコレクション体験を大きく拡張する新機能「おすそわけ」の追加をはじめ、トレード範囲の拡張、ゲットチャレンジの改善など、コレクション型アプリとしての根幹に直結する仕様変更が複数盛り込まれている。
さらに同日、新シリーズの幕開けとなる拡張パック「メガライジング」3種が同時リリースされ、アプリ版ポケカに「メガシンカ」ポケモンが初登場。アプリ内外での1周年記念施策も複数展開され、サービス開始以降でも最大規模の更新となる。
以下では、アップデート内容・拡張パック情報・周年イベント施策をまとめて紹介する。
新機能「おすそわけ」実装 ♢1〜♢4カードをフレンドへ譲渡可能に
アップデート後、所持カードのうち最新弾までの♢1〜♢4カードを、フレンドに1日1枚まで送ることができる機能「おすそわけ」が実装される。これにより、自分は複数枚所持しているが相手が未所持のカード、あるいは特定の弾を引けていないユーザーへのサポートが可能となる。
受け取り側も1日1枚のみ受領できる仕様のため、カードの価値バランスを崩さずに共有体験を促す設計となっている。
トレード対象が大幅拡張 ★2と色ちがいカードも交換可能に
従来、トレード可能な範囲は♢1〜♢4および★1のみだったが、今回のアップデートで★2および色ちがい(1〜2)も対象に追加される。これにより、実用性の高いカードのトレード需要が現実的に成立するようになり、デッキ構築目的での交換が加速すると見られる。
また、最新弾のカードも解禁されるため、アップデート後は「最新パックの引き運だけでは追いつけない」状態が緩和される。
ゲットチャレンジ改善 未所持カードが出やすくなる仕様へ
ゲットチャレンジに以下の変更が加わる。
・未所持カードが出現しやすく調整
・ゲットチャレンジのカード表示に「自分の所持枚数」が表示される
重複排出が完全に回避されるわけではないが、収集効率は明確に改善される見込み。
拡張パック「メガライジング」3種が同時登場 メガシンカポケモンが初実装
10月30日(木)、以下の3パックが同時配信される。
・メガライジング メガギャラドス
・メガライジング メガバシャーモ
・メガライジング メガチルタリス
本シリーズでは、アプリ版として初の「メガシンカ」ポケモンがカード化。従来の拡張パックは引き続き開封可能(※ハイクラスパックexを除く)。
公式紹介映像も公開されており、演出面を含め「新シリーズ開幕」としての打ち出しが強い。
新しいコレクションファイル&コレクションボードも11月1日から展開
シリーズ刷新に合わせ、コレクションファイルとコレクションボードが追加実装される。カード収納・配置の自由度が増し、UI上でも「並べて楽しむ」体験が強化される。
1周年記念イベントまとめ(ゲーム内)
10月30日(木)から順次開催。概要は以下の通り。
・拡張パック「メガライジング」3種を1種ずつ無料配布
・1周年スペシャルミッション開催(限定エンブレム/周辺グッズ入手可)
・復刻PROMOドロップイベント2025開催(Aシリーズプロモカード再登場)
・復刻PROMOゲットチャレンジイベント2025開催(ショップ交換も可能)
ゲット手段が複数用意されており、イベント限定カードの再入手機会としても重要な内容となる。
1周年記念施策(アプリ外) 東京メトロ スタンプラリー開催
・開催期間:10月30日(木)〜12月21日(日)
・対象駅:東京メトロ 10エリア・30駅
・特典:集めたスタンプ数に応じて限定壁紙を配布
・30駅完全制覇で抽選50名にオリジナルパスケース
詳細はキャンペーン特設サイトで公開されている。
サービス1周年で大規模刷新 コレクションアプリとして次段階へ
今回のアップデートは、単なる記念要素だけでなく、「収集・交換・共有」というカードゲームの本質をアプリで成立させる方向へ踏み込んだものとなっている。
特に「おすそわけ」機能は、物理ポケカにおける “ダブりを友達に渡す文化” をデジタルに再現した仕様であり、既存TCGアプリでも類例が少ない。今後、共有・コミュニティ機能が段階的に拡張される可能性もある。
拡張パック「メガライジング」でのシリーズ刷新と周年イベント群がどこまでユーザー回帰・定着に繋がるか、11月以降の動向にも注目したい。
