Steam売上上位タイトルのストア動画を分析した調査レポートが公開された。HUDやUIをそのまま見せる動画が前年の3倍に増加し、プレイ画面の実写感を重視する傾向が顕著に。動画尺も長尺化、プラチナランクでは行動喚起が100%実施されている。
HUD表示が3倍急増、Steam上位タイトルの動画戦略
株式会社メイラボが公開した「Steam 売上上位のゲームに関するストア内動画分析調査レポート2026」が、ゲーマーにとって興味深いデータを突きつけている。調査対象はベストオブ2025に掲載されたTOP97タイトル(クリエイティブツール除く)。最大の注目点は、音声なしでも理解できる動画設計をしたゲームが95.3%と高い水準を維持しつつ、HUDやUIをそのまま見せる手法が前年の3倍に急増したことだ。つまり、実際の操作感やゲーム画面をストレートに見せる方向へシフトしている。これは「動画でごまかさない」姿勢が売上上位タイトルの間で共通認識になりつつある証拠。プレイヤーとしては、購入前にリアルなプレイフィールを確認できるメリットがある。また、動画尺は中央値が1分46秒と昨年より長くなり、最小18秒から最大15分6秒まで幅が拡大。長尺化の傾向も見逃せない。
動画配置は77.1%が複数、プラチナランクは行動喚起100%
ストアページのファーストビューに動画を2本以上配置するゲームは77.1%と、昨年の80.9%からやや減少したが、依然として大多数が複数動画を採用。一方、動画を1本のみ配置するゲームの方が動画尺が長い傾向にある。行動喚起(CTA)の実施率は全体で70.8%と昨年より減少したものの、売上ランキング最上位のプラチナランクでは100%に達した。これは「今すぐダウンロード」などの呼びかけが、トップタイトルでは必須戦略となっていることを示す。訴求ポイントでは22ジャンル中14ジャンルで「世界観訴求」が最多。シューティングやバトルロイヤル、ハクスラでは「戦闘訴求」、格闘ゲームでは「キャラ訴求」がトップ。ジャンルごとに最適な動画戦略が明確に分かれる結果となった。
本レポートは無料ダウンロード可能。Steamでの販売戦略を考えるデベロッパーや、動画広告に興味があるゲーマーは要チェックだ。詳細は公式サイトから。
情報元:PR TIMES
