デュアルスクリーンで広がるゲーム体験!Androidポータブルゲーム機『AYANEO Pocket DS 国内正規版』2025年12月上旬発売決定

次世代ポータブル機の新しい形

株式会社天空は、AYANEO(アヤネオ)社製の2画面構成を採用したAndroid搭載ポータブルゲーム機「AYANEO Pocket DS 国内正規版」を、2025年12月上旬に国内で正式に発売すると発表した。予約は本日より、ハイビーム公式オンラインストアおよび一部店舗、Amazon.co.jpなどでスタート。先行予約者には専用ハードケースの特典がつき、9月30日までの期間は価格が5%割り引かれる。

本機の中心をなすのは、最新SoC「Snapdragon G3x Gen 2」を搭載し、高性能と省電力を両立させた点。メインディスプレイには7インチOLED、サブには4:3比率5インチLCDを装備。これにより、大画面でアクションゲームや3Dタイトルを楽しみつつ、サブ画面ではチャット、マップ、攻略情報などの補助的コンテンツを表示できる。価格は構成によって異なり、最もベーシックなモデル(8GB RAM / 128GB ストレージ)が税込88,500円、最上位構成(16GB / 1TB ストレージ+カラーオプション付き)が税込133,000円となっている。国内正規版として、グローバル保証に加えて日本国内での1年間保証が付帯し、スティックやバッテリーの交換などが国内での修理対応可能な点もアピールされている。

デュアルスクリーンが生み出す新しい体験

AYANEO Pocket DSの最大の特徴は、クラムシェル型のヒンジ設計と2画面構成によって、「表示・操作の組み合わせ」を柔軟にできることだ。以下、具体的な遊び方を想定してみよう:

  • メインでゲーム、サブでマップや攻略情報表示:アクションやオープンワールド型のゲームで、メイン画面でキャラクター操作や戦闘を行いつつ、サブ画面に地図や敵情報、HUD系表示、攻略メモを常時表示させることで、情報取得が快適になる。
  • 動画視聴+チャットやSNS:動画配信をメイン画面で見ながら、サブ画面でチャットやソーシャルメディアを並行して利用できる。友人との会話や実況視聴時のコメント確認などがスムーズになる。
  • レトロゲームをサブで楽しむ:メイン画面で最新3Dタイトルが動く一方で、サブ画面にレトロゲームをエミュレートして表示、といった使い方も可能。画面比率が4:3のサブ画面は古いタイトルに適している。
  • ストリーミング/クラウドゲーミングのマルチ用途:メインでクラウドゲームをプレイ中に、サブ画面ではDiscord連絡や攻略ガイド、あるいは画面録画・配信者ならチャット管理画面を持ってくるなど、同時実用性が高まる設計だ。
  • 携帯性と長時間プレイ:クラムシェル型なので折りたたんで持ち運べる。加えて、大容量バッテリーと急速充電対応により、外出先での使用にも耐えうる仕様。移動中やカフェなどでのスキマ時間利用が現実的になる。

技術仕様とパフォーマンス:性能・表示・操作のバランス

GPU・CPUを統括するSnapdragon G3x Gen 2は、Androidデバイスとしては上級クラスのプロセッサであり、4nmプロセスで製造される省電力設計。ピーク時15W稼働で、発熱と消費電力のバランスが取れているという。メインの7インチOLEDディスプレイは1080p解像度かつ165Hzリフレッシュレート対応で、動きの滑らかさと色の鮮やかさを両立。サブディスプレイの5インチLCDは4:3比で、主に静的情報や2D表示用途に適する。

ストレージ・RAMのバリエーションが複数あり、8GB/12GB/16GBとストレージ128GB~1TBまで。これにより、ユーザーの用途(ライト層・ゲームヘビー層・クラウド/ローカル大型ゲーム利用など)に応じた選択が可能。価格差もそれに応じて設定されており、ラインナップの幅が広いことは購入ハードルの緩和につながる。

国内正規版ならではの安心感と保証体制

国内正規版であるこのモデルの魅力は、ただスペックが良いだけではない点にある。天空グループによる国内1年保証がついており、修理対応や消耗品のスティック・バッテリーについても交換が国内で可能。これは輸入品の携帯ゲーム機でしばしば課題となる「サポート面での不透明さ」「部品入手の遅延」などを解消する要素だ。

さらに予約特典としては、専用ハードケースが付属するほか、先行予約者限定での価格5%オフキャンペーンが9月30日まで実施される。この割引により、コストパフォーマンスがさらに向上する。

AYANEO Pocket DSの戦略

携帯型ゲーム機市場はNintendo Switchを中心として成熟期に入っており、近年ではSteam DeckやSteam Deck OLED、大型OLED搭載のタブレット型ゲーム端末が競合として存在する。AYANEO Pocket DSが狙うのは、そうした既存勢とは異なる「クラムシェル+2画面構成」という独自ポジショニングだ。ユーザーは「1台でメインプレイと補助情報の両立」や「マルチ用途」での利用を求めており、性能も携帯性もある本機はその要望に応える可能性がある。

また、価格帯は最下位構成で約88,500円からと高価であるが、レビュアーやコアゲーマー、ストリーミングやレトロゲーム愛好家といった「スペック重視層」をターゲットとしており、これらのユーザーには十分に魅力的な選択肢となりうる。

『AYANEO Pocket DS 国内正規版』仕様・予約情報まとめ

項目 内容
発売日 2025年12月上旬
予約開始日 2025年9月17日
先行予約特典 専用ハードケース、9月30日までの予約で本体価格5%オフ
価格(税込) ベーシックモデル 8GB/128GB:¥88,500
ミッドクラス 12GB/256GB:¥99,800
ハイエンド 16GB/512GB:¥109,800
カラーモデル 16GB/1TB:¥133,000
主な仕様 Snapdragon G3x Gen 2 SoC
7インチOLED(1080p・165Hz)メインディスプレイ
5インチ LCD サブディスプレイ(4:3 比)
頻度の高いビジュアルとサブ画面でのマップ/チャット表示対応
保証・アフターサービス 国内正規品として1年保証付き、スティック・バッテリー交換対応
予約場所 ハイビームオンラインストア、直営店舗、Amazon.co.jp

広がるポータブル体験の未来

『AYANEO Pocket DS 国内正規版』は、単なるゲーム機の性能競争にとどまらず、「使い方の自由度」に重きを置いた設計を持っている点が注目される。デュアルスクリーン+クラムシェル型の構造は、携帯ゲーム機としての携帯性を損なわず、かつ複数画面を活用することで遊び方の幅を広げる。

また、省電力設計・高速充電対応・国内での保証・先行予約割引などの購入おける安心感の提供も、日本市場における重要な差別化要素だ。購入層がライトユーザーではなく、少し価格の高いハードにも価値を認めるコア層であることが想定される。映えるデザインや仕様は、SNS時代での「見せる道具」としての役割も期待できる。

ゲーム機市場は据置・携帯の壁が曖昧になりつつあり、クラウドゲーミング、PCゲームへのアクセス性も高まっている。AYANEO Pocket DSは、こうした流れの中で「複数画面活用」「モバイル用途」「海外含めたユーザーのニーズ」を意識したプロダクトとなっており、今後のポータブル機市場の分岐点になる可能性を秘めている。購入を検討するユーザーは、仕様と価格の差異をよく比較して、自分の遊び方に見合ったモデルを選ぶと良いだろう。

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株式会社天空