「ゴーストワイヤー東京」は期待外れ?背景にある「単調な戦闘」と「龍が如くとの比較」

 ベセスダ・ソフトワークスから3月25日に発売されたPS5/Steam向けソフト「GhostWire:Tokyo(ゴーストワイヤー東京)」。

 バイオハザードシリーズの原作者として知られる三上真司が代表を務めるTango Gameworksが開発を担当したことから、国内外のゲームファンが多大な期待を寄せていた作品だ。

 そんな「GhostWire:Tokyo」だが、リリース直後からプレイヤー間で賛否の声が入り乱れる事態となっている。

「発売前の期待があまりに高かったこともあり、Amazonなどのレビュー欄では『期待外れ』とのが相次いでいる。その最大の理由として挙げられるのが『単調な戦闘シーン』。FPS(ファーストパーソン・シューティング)としてのゲーム性は非常に高いものの『出てくる敵の種類が少ない』『想像していたゲーム内容と違う』との指摘が散見されますね」(ゲームライター)

 さらに同ライターは「私自身はプレイして、洗練されたストーリーと魅力的なキャラクターにシビれましたし、呪印を駆使する戦闘シーンも存分に楽しめたのですが、どうしても『あの人気ゲームシリーズ』と比較してしまい、そこだけは物足りなさを感じました」と続ける。

 果たして比較されるゲームシリーズとは?

「歌舞伎町や横浜の街並みを再現した『龍が如く』シリーズです。『GhostWire:Tokyo』は渋谷をオープンワールドで再現しているのですが『龍が如く』や『ロストジャッジメント』とは異なり、同じ店や建物の使い回しが目立っていた。むしろ緻密を極める『龍が如く』シリーズを褒めるべきなのですが……」(同ライター)

 賛否が別れる「GhostWire:Tokyo」。さらにパワーアップした続編に期待したい。

(佐々木順一)